水本太子堂
   一般に、お墓やお仏壇の清掃をし、精霊棚を作り、十三日に迎え火でご先祖の霊を迎え、十四・十五日に飲食を施して供養した後、十五日ないし十六日に再びお墓にもどって頂く(送り火)、お供え物などを川へ流す(精霊流し)。という順序になります。また、京都を中心として関西では、盂蘭盆会とは別に「地蔵盆」(八月二十三・二十四日)が営まれます。賽の河原で石を積み塔を築こうとする子供たちを鬼から守ってくださるあのお地蔵様を供養する行事です。地蔵菩薩は、地獄との関係が深く、閻魔大王は地蔵菩薩の化身であるとか、死後の世界の十王を統率するとかいわれています。そして、六道のすべてにわたって活動し迷える衆生を救ってくださるのです。六道とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六つの世界を言い、餓鬼となったものには、餓鬼の姿で、獣となったものには獣の姿に変身して、菩薩の方から手を差し伸べてくださるのです。−−縁無き衆生は度し難し−−などと申しますが、仏教との縁が全くなく地獄に堕ちてしまった「縁無き衆生」を救済するために、お地蔵様はこの娑婆世界にとどまって、活躍されておられるのです。ご家庭にお仏壇を安置し仏事を営むなどの仏縁に恵まれた方は、せっかくの仏縁を大切にし仏教の教えに踏み入れて頂くことが何よりです。浄土真宗では盂蘭盆経の故事に習って目蓮尊者の孝養心をたたえ、親子共々仏教との出会いを喜ぶ法座として位置づけられていますので、文中ようなの習慣はありません。お盆にはご先祖を偲び、そのご先祖が喜ばれたお念仏のいわれをたずね聞法させて頂きたいものです。宗派の違い、地域により習慣、しきたりが異なります。正しくかつ詳しくはお手次または、菩提寺のご住職様にお尋ねください。
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